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2024/10/06 06:01 |
風の行方(TOW/主人公×リオン)
某SNSの日記で妄想してたら止まらなくなった。
ので、いきおいで書いてしまった。

しかも

続くorz...

短編ってなかなか書けない。
1本に綺麗にまとめられないドンマイ私。

マイソロジー1の、主人公×リオン

×ってほどでもないけども。
リオンが、主人公に強く惹かれている感じ。

ちなみに主人公は男で、フェイスタイプ2、ボイスは3です。
髪色は銀髪。

++++++++




ウィダーシンが倒され

この世界…テレジアには平和が戻った。

だが…

此処に、アイツはいない

世界の守護者…

僕を変えた……ディセンダーが



の行方



「んーっ、疲れたぁ~!何なのよあの数!」
「確かに、今回の依頼はちょっとキツかったなぁ」
密林からドープルーンへ帰る途中。
ルーティとスタンが、大きく伸びをした。

ウィダーシンが倒されてからも、アドリビトムの活動は終わらない。
町の人々の為に、依頼をこなしていた。
今回は密林でのオタオタ討伐の依頼だった。
スタン、ルーティ、リオン…
そして、アイリリーから来ていたロイドの4人で依頼を受けた。
たいしたことない魔物だが、今回は数が多かった。
それなりに体力を消耗したため、ルーティが何度も回復魔法を唱えることとなった。

「スタン、あんたちょっと体力削られすぎなのよ」
「うっ…仕方ないだろーあの数だし!」
「ロイドを見習いなさいよ、ほとんど回復魔法要らずだったじゃない」
ルーティにそう言われて、ロイドは首をふった。
「いや、俺だってまだまだだって。
今回の討伐だって、クラトスが見てたら色々言われたんだろうなぁ」
ロイドは、アイリリーにいるクラトスを思い出して苦笑いをした。
「それに、俺よりもリオンのがすげーって」
そう言って、ロイドは振り返る。
3人より少し後方を歩いていたリオンが、顔を上げた。
「あれだけの数を相手に、無傷だなんて、凄いな!」
「………」
ロイドに笑いかけられて、リオンは微かに反応したが、
すぐに視線を落としてしまう。

それを見て、スタンとルーティは顔を見合わせた。
「ねぇ、やっぱり最近…なんか、リオンおかしくない?」
「だよな…いつもなら、『この程度、当然だ』とか言うのに…」

テレジアに平和が戻り、消えてしまった人々も戻ってきたというのに、
最近のリオンの表情はどこか沈んでいる。
それに以前なら、スタンやルーティとしょっちゅう口論していたのだが、
ここ数日は、それもない。

「どーしちゃったのかしら?」
「うーん……」
2人の会話を聞いていたロイドだったが、ふとあることを思い出した。
「なんか…ちょっと前までのチェスターみたいだな」
「え?」
「なんでチェスターが出てくるんだ?」
いきなりチェスターの名前が出たので、ルーティとスタンは首を傾げる。
「いや、カノンノが自分の世界に帰っちゃっただろ?
 それで、しばらく落ち込んでたんだよ」

カノンノは、ウィダーシンを倒してすぐに、自らの世界「パスカ」と共に、
あるべき場所へと帰っていった。
世界を護るディセンダーとして、世界樹を育てるために。
彼女を妹のように可愛がっていたチェスターにとっては、
その別れは心に小さな隙間を生むものだった。

「ま、今は元気になったし、
カノンノが元の世界に帰れて良かったって言ってるけどな」
ロイドがそう言うと、「うーん」とスタンが唸った。
「何よ?スタン」
「いや…じゃあ、もしかしてリオンが元気ないのって…
 アイツがいなくなったからなのかなーって」
「あぁ…そう言えば、ギムガリムでウィダーシンを倒したっきり
 …いなくなっちゃったわね」

テレジアのディセンダー。
ある日、ふらりと現れて

世界を救ったその日に、消えた。

「リオン…アイツには、本当に心を開いてたみたいだからな」
「そうよね…」
「ったく…何も言わずにいなくなっちまうなんてな……」

スタンが振り返ると、リオンは空を見上げていた。



今まで見たことのないような



儚げな表情で



 

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2009/02/28 21:01 | Comments(0) | テイルズ(V:フレユリ/S:ロイゼロ中心)

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