ので、いきおいで書いてしまった。
しかも
続くorz...
短編ってなかなか書けない。
1本に綺麗にまとめられないドンマイ私。
マイソロジー1の、主人公×リオン
×ってほどでもないけども。
リオンが、主人公に強く惹かれている感じ。
ちなみに主人公は男で、フェイスタイプ2、ボイスは3です。
髪色は銀髪。
++++++++
ウィダーシンが倒され
この世界…テレジアには平和が戻った。
だが…
此処に、アイツはいない
世界の守護者…
僕を変えた……ディセンダーが
風の行方
「んーっ、疲れたぁ~!何なのよあの数!」
「確かに、今回の依頼はちょっとキツかったなぁ」
密林からドープルーンへ帰る途中。
ルーティとスタンが、大きく伸びをした。
ウィダーシンが倒されてからも、アドリビトムの活動は終わらない。
町の人々の為に、依頼をこなしていた。
今回は密林でのオタオタ討伐の依頼だった。
スタン、ルーティ、リオン…
そして、アイリリーから来ていたロイドの4人で依頼を受けた。
たいしたことない魔物だが、今回は数が多かった。
それなりに体力を消耗したため、ルーティが何度も回復魔法を唱えることとなった。
「スタン、あんたちょっと体力削られすぎなのよ」
「うっ…仕方ないだろーあの数だし!」
「ロイドを見習いなさいよ、ほとんど回復魔法要らずだったじゃない」
ルーティにそう言われて、ロイドは首をふった。
「いや、俺だってまだまだだって。
今回の討伐だって、クラトスが見てたら色々言われたんだろうなぁ」
ロイドは、アイリリーにいるクラトスを思い出して苦笑いをした。
「それに、俺よりもリオンのがすげーって」
そう言って、ロイドは振り返る。
3人より少し後方を歩いていたリオンが、顔を上げた。
「あれだけの数を相手に、無傷だなんて、凄いな!」
「………」
ロイドに笑いかけられて、リオンは微かに反応したが、
すぐに視線を落としてしまう。
それを見て、スタンとルーティは顔を見合わせた。
「ねぇ、やっぱり最近…なんか、リオンおかしくない?」
「だよな…いつもなら、『この程度、当然だ』とか言うのに…」
テレジアに平和が戻り、消えてしまった人々も戻ってきたというのに、
最近のリオンの表情はどこか沈んでいる。
それに以前なら、スタンやルーティとしょっちゅう口論していたのだが、
ここ数日は、それもない。
「どーしちゃったのかしら?」
「うーん……」
2人の会話を聞いていたロイドだったが、ふとあることを思い出した。
「なんか…ちょっと前までのチェスターみたいだな」
「え?」
「なんでチェスターが出てくるんだ?」
いきなりチェスターの名前が出たので、ルーティとスタンは首を傾げる。
「いや、カノンノが自分の世界に帰っちゃっただろ?
それで、しばらく落ち込んでたんだよ」
カノンノは、ウィダーシンを倒してすぐに、自らの世界「パスカ」と共に、
あるべき場所へと帰っていった。
世界を護るディセンダーとして、世界樹を育てるために。
彼女を妹のように可愛がっていたチェスターにとっては、
その別れは心に小さな隙間を生むものだった。
「ま、今は元気になったし、
カノンノが元の世界に帰れて良かったって言ってるけどな」
ロイドがそう言うと、「うーん」とスタンが唸った。
「何よ?スタン」
「いや…じゃあ、もしかしてリオンが元気ないのって…
アイツがいなくなったからなのかなーって」
「あぁ…そう言えば、ギムガリムでウィダーシンを倒したっきり
…いなくなっちゃったわね」
テレジアのディセンダー。
ある日、ふらりと現れて
世界を救ったその日に、消えた。
「リオン…アイツには、本当に心を開いてたみたいだからな」
「そうよね…」
「ったく…何も言わずにいなくなっちまうなんてな……」
スタンが振り返ると、リオンは空を見上げていた。
今まで見たことのないような
儚げな表情で