【柔らかに咲く恋の花】の続き。
セリオスに想いを伝えたレオン。
セリオスの反応は・・・?
レオン視点。
セリオスに想いを伝えたレオン。
セリオスの反応は・・・?
レオン視点。
++++++++++
抱きしめた、オレよりもちょっと細い身体
オレを見つめる、涙に濡れた瞳
全部が、愛しいと思った
鮮やかに咲く恋の花
「嘘、だろう…?」
セリオスは、信じられないって顔をしてる。
「こんな時に嘘なんかつかねーよ」
「いや、だってお前は…ルキアに…告白されていたじゃないかっ」
やっぱり、ルキア達が言ってた通りだ。
セリオスは、オレが告白されてるって思ったんだ。
「あれは、誤解なんだよ!オレは告白なんかされてない!」
「え…?じゃあ、あれは…何だったんだ…?」
「アレは、えーと…」
『お前の話だよ』なんて、言えねーよな。
「あー…別の話をしてたんだよ」
「別の話…?でも、お前達はいつも一緒にいるじゃないか」
「それは、オレとルキアが落ちこぼれ仲間だってだけだろ?
だいたい、いつも一緒にいるから好きってことになるとさ、
セリオスはアロエかカイルが好きってことになるじゃん」
あまり愛想が良くないセリオスも、アロエとカイルを相手にしてる時は、
結構柔らかい表情をすることが多い。
「それは…」
アロエはセリオスに懐いてるし、カイルとは元々性格が合うみたいだったからな 。
あー、そうか。カイルと喋ってるセリオス見て、
たまになんかモヤモヤしたのは、オレがセリオスのこと好きだったからなんだな ぁ…
「特にカイルなんかとはさ、すげー仲いいじゃん。オレ、すっげー妬いたんだけど」
「カイルはそんなんじゃない」
「オレもだって。ルキアはそんなんじゃねーよ」
「そう…なのか?」
「そうだって。オレが好きなのは、おまえ。でなきゃ、男相手にキスなんかしねーよ、オレは」
「っ……////」
オレがそう言うと、セリオスの顔がさっと赤くなった。
「セリオスは?」
「え………」
「セリオスは、オレのこと好きって言ってくんねーの?」
「なっ……!?」
「だって、オレは今お前に告白したんだぜ?返事、してくれよ」
まぁ、セリオスの気持ちは、分かってるけど。
でもやっぱり、セリオスの口から聞きたいんだよな。
「う………」
顔を赤くしたまま、セリオスは気まずそうに目を逸らしてる。
うわー…こんな表情初めて見た。
オレが見たことある表情と言えば、 普段の自信満々な笑みとか、
オレに勉強教えてくれてる時の呆れた表情とか… 後は、最近よく見た、泣きそうな顔くらいだ。
「…………」
「なぁ、セリオス?」
顔を覗き込むと、セリオスは困ったような顔をしていた。
しばらくそうしていると、セリオスが小さな声を出した。
「……っ………き、だ…」
「ん?」
「……………」
「セリオス?」
聞こえない、とオレが言うとセリオスは泣きそうな、
怒っているような…なんつーか、すげー…可愛い顔でオレを見た。
「っ……僕もっ!……レオンが…好き…だ…」
最後の方はやっぱり声が小さかったけど、オレにはしっかりと聞こえた。
「………こ…これでいいだろ……っ」
言った後、セリオスの顔はさっきより増して赤い。
やばい、これは…
「セリオス、お前、反則だろ…」
「な、何が……っんん!?」
なんか、セリオスがすっげー可愛くて。
オレは思わずセリオスを抱き寄せて、キスをした。
「ん…」
「っ……んん………うっ!?」
舌を入れると、驚いたように身体が跳ねる。
慣れてねーんだろーなー…まぁ、オレもそこまで経験豊富じゃねーけどさ。
「はっ……急に、何するんだ……」
唇をはなすと、セリオスが涙目で睨んできた。
「だってさ、セリオス…お前、可愛すぎ」
「は…?僕が、可愛いだって…?」
「あぁ、なんか今までは可愛いとは思ったことなかったんだけど……
恋人…に、なったからかな。セリオスがすっげー可愛い」
オレが笑いかけると、セリオスが「目がおかしくなったんじゃないのか…?」
なんて可愛くないことを言ったから
もう1度その唇を塞いでやった。
抱きしめた、オレよりもちょっと細い身体
オレを見つめる、涙に濡れた瞳
全部が、愛しいと思った
鮮やかに咲く恋の花
「嘘、だろう…?」
セリオスは、信じられないって顔をしてる。
「こんな時に嘘なんかつかねーよ」
「いや、だってお前は…ルキアに…告白されていたじゃないかっ」
やっぱり、ルキア達が言ってた通りだ。
セリオスは、オレが告白されてるって思ったんだ。
「あれは、誤解なんだよ!オレは告白なんかされてない!」
「え…?じゃあ、あれは…何だったんだ…?」
「アレは、えーと…」
『お前の話だよ』なんて、言えねーよな。
「あー…別の話をしてたんだよ」
「別の話…?でも、お前達はいつも一緒にいるじゃないか」
「それは、オレとルキアが落ちこぼれ仲間だってだけだろ?
だいたい、いつも一緒にいるから好きってことになるとさ、
セリオスはアロエかカイルが好きってことになるじゃん」
あまり愛想が良くないセリオスも、アロエとカイルを相手にしてる時は、
結構柔らかい表情をすることが多い。
「それは…」
アロエはセリオスに懐いてるし、カイルとは元々性格が合うみたいだったからな 。
あー、そうか。カイルと喋ってるセリオス見て、
たまになんかモヤモヤしたのは、オレがセリオスのこと好きだったからなんだな ぁ…
「特にカイルなんかとはさ、すげー仲いいじゃん。オレ、すっげー妬いたんだけど」
「カイルはそんなんじゃない」
「オレもだって。ルキアはそんなんじゃねーよ」
「そう…なのか?」
「そうだって。オレが好きなのは、おまえ。でなきゃ、男相手にキスなんかしねーよ、オレは」
「っ……////」
オレがそう言うと、セリオスの顔がさっと赤くなった。
「セリオスは?」
「え………」
「セリオスは、オレのこと好きって言ってくんねーの?」
「なっ……!?」
「だって、オレは今お前に告白したんだぜ?返事、してくれよ」
まぁ、セリオスの気持ちは、分かってるけど。
でもやっぱり、セリオスの口から聞きたいんだよな。
「う………」
顔を赤くしたまま、セリオスは気まずそうに目を逸らしてる。
うわー…こんな表情初めて見た。
オレが見たことある表情と言えば、 普段の自信満々な笑みとか、
オレに勉強教えてくれてる時の呆れた表情とか… 後は、最近よく見た、泣きそうな顔くらいだ。
「…………」
「なぁ、セリオス?」
顔を覗き込むと、セリオスは困ったような顔をしていた。
しばらくそうしていると、セリオスが小さな声を出した。
「……っ………き、だ…」
「ん?」
「……………」
「セリオス?」
聞こえない、とオレが言うとセリオスは泣きそうな、
怒っているような…なんつーか、すげー…可愛い顔でオレを見た。
「っ……僕もっ!……レオンが…好き…だ…」
最後の方はやっぱり声が小さかったけど、オレにはしっかりと聞こえた。
「………こ…これでいいだろ……っ」
言った後、セリオスの顔はさっきより増して赤い。
やばい、これは…
「セリオス、お前、反則だろ…」
「な、何が……っんん!?」
なんか、セリオスがすっげー可愛くて。
オレは思わずセリオスを抱き寄せて、キスをした。
「ん…」
「っ……んん………うっ!?」
舌を入れると、驚いたように身体が跳ねる。
慣れてねーんだろーなー…まぁ、オレもそこまで経験豊富じゃねーけどさ。
「はっ……急に、何するんだ……」
唇をはなすと、セリオスが涙目で睨んできた。
「だってさ、セリオス…お前、可愛すぎ」
「は…?僕が、可愛いだって…?」
「あぁ、なんか今までは可愛いとは思ったことなかったんだけど……
恋人…に、なったからかな。セリオスがすっげー可愛い」
オレが笑いかけると、セリオスが「目がおかしくなったんじゃないのか…?」
なんて可愛くないことを言ったから
もう1度その唇を塞いでやった。
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