忍者ブログ
[PR]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


2024/10/06 05:27 |
名もない感情(レオセリ/QMA)
 ちょっとOVAみた勢いで。
レオン×セリオス好きです。

サーチとかで探しても、なんか逆が多いんですよねー
里山の中ではセリオスは受けです。ダントツの受け^^


レオセリは、セリオスの片想いに萌えます。
レオン→セリオスもいいけれど、
優等生が落ちこぼれに惚れるのが好き^^

里山的に、セリオスの相談相手はカイルとアロエだといいです。
レオンの相談相手は、ルキアとシャロン。
でも2人とも女の子だから、相談してるとこをセリオスが見て、
セリオスは勝手に誤解して勝手に落ち込んでたりしてたら萌える。



レオセリというか、今回は完全にセリオス→レオン。
というかむしろ知人以上友人未満で恋に落ちる瞬間、みたいな。
まだそんなに仲が良いわけでもない、ていうのがいいな。
 
++++++


気がついたら、いつも目で追っていた。
男女の分け隔てなく、いつも楽しそうに笑っているアイツを。


もない感情


「・・・・・・・・・」
「セリオス君?どうかしたんですか?」
声をかけられて顔をあげると、カイルが立っていた。
「ん・・・?カイルか。何か用か?」
「いえ、用という訳ではないのですが・・何やら熱心に見ていたようなので。何を見ていたんですか??」
そう言われて、僕はようやく自分が『また』見てしまっていたことに気づいた。
「いや・・・別に何も」
「そうですか?」
「あぁ、少し考え事をしていただけだ」
「そうでしたか。すみません、考え事をするには僕はお邪魔でしたね」
僕が静かな場所が好きだと知っているカイルは、そう言って教室から出て行った。

今は昼休みで、次は実技の授業で教室移動だ。
僕以外のクラスメイトは既に次の教室に移動しているか、中庭で遊んでいるかのどちらかだ。
教室には僕しか残っていない。

「まったく・・・どうかしているな、僕は」
僕は一人、ため息をついた。

ここ最近、僕はいつも窓際で中庭の様子を見てしまっている。
いや・・・正確に言えば、中庭にいるアイツを、だ。
馬鹿なくらいまっすぐな性格の、赤い髪のアイツ・・・レオン。
カイルが言ってきた時も、僕は無意識にレオンを見ていたんだろう。
どうして見てしまうのか、それは僕自身にもよく分からない。

窓の外に視線を戻すと、先程までと同じようにレオンは楽しそうに笑っていた。
周りには、ラスクやルキア、アロエがいた。
何の話をしているのかよく分からないが、4人とも楽しそうに笑っている。

「ん・・・・?」
ふと、レオンが顔をあげた。視線がぶつかる。

その次の瞬間

「っ・・・!」
レオンは、眩しいくらいの笑顔を向けながら、僕に手を振っていた。
思わず、顔を背けて窓際から離れる。
きっと今頃、レオンは僕が無視をしたと思って文句でも言っているのだろうが・・・
今の僕には、手を振り返すどころかあのままあそこに立っていることも出来なかった。

「何なんだ、これは・・・」
心臓が煩いくらいに鳴っているのが分かる。
顔が、熱い。

近くにあった椅子に座って、机に突っ伏す。
「何をしているんだ、僕は・・・・」

冷たい机が、今の僕には心地よかった。
PR

2008/09/17 19:45 | Comments(0) | QMA(レオン×セリオス)

コメント

コメントを投稿する






Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字 (絵文字)



<<この感情を何と呼ぼう(レオセリ/QMA) | HOME | 恋する暴君5章最終話>>
忍者ブログ[PR]