久々に。
と言っても、ここに載せてたのは消しちゃってますが。
キョン←古泉です。
古泉がかわいそうだと、私は萌える。
【貴方の言葉は鋭い凶器】
「僕はいつの間にか、貴方に恋をしてしまったようです」
「は?」
やや後方から発せられた言葉に、
俺は思わず足を止めてふりかえった。
すると古泉も同じように歩くのをやめて、いつものような笑顔を浮かべていた。
……いや、いつものような、と言うのには些か語弊があるかもしれない。
僅かに、だが確かに、何かが違う。
何故か、どこがどう違うのかと問われれば俺には上手く説明できない。
いや、そんなことよりも。
今は、さっきの古泉の言葉の真意を理解することが先だろう。
こいつは今、何と言った?
俺がこんなことを考えている間にも、古泉は笑っていた。
「…すまん古泉、今何て言った?」
俺が問いかけると、古泉は困った顔(これもいつもと同じような表情ではあるが
、何かが違う。俺の気のせいだろうか?)をした。
「ですから、僕は貴方に恋をしてしまったようなんです」
『恋』……?誰が、誰にだって?
古泉が?俺に?
正直に言おう。俺は混乱していた。
だから
「冗談だろ?」
この言葉が、どれほど鋭い凶器になるのかなんて、理解していなかった。
「もちろん、冗談ですよ」
古泉は、にこりと
笑った。
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