【恋に気付いた友愛のお題】より「03. 心揺れる噂」
友愛シリーズ3話。
またの名を、「ユーリがフレン好きすぎて乙女で奥手」なシリーズ。
初恋かっつーくらいに、初々しいユーリ。
自分で書いていてなんですが、新鮮・・・!!
ユーリってダークヒーローだから、どうしても、
こういうことにも慣れていそうなイメージがあるんですよね。
誘い受けの襲い受け、みたいな。
このシリーズのユーリは、中学生の初恋みたいに痒いよ。
でも、そんなユーリも好きだ!
友愛シリーズ3話。
またの名を、「ユーリがフレン好きすぎて乙女で奥手」なシリーズ。
初恋かっつーくらいに、初々しいユーリ。
自分で書いていてなんですが、新鮮・・・!!
ユーリってダークヒーローだから、どうしても、
こういうことにも慣れていそうなイメージがあるんですよね。
誘い受けの襲い受け、みたいな。
このシリーズのユーリは、中学生の初恋みたいに痒いよ。
でも、そんなユーリも好きだ!
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03. 心揺れる噂
『っ!放せっ!!』
手を振りほどいた時
『ユーリ・・・・・』
『あ・・・悪い・・・・』
すぐに謝ったけど、フレンはそのままオレに背を向けて離れていった。
あの時・・・
フレンは、今まで見たことのないほど・・・傷ついた顔をしていた。
「・・・・・・」
その夜、どうにも寝付けそうになくて、オレは外で空を見上げていた。
どうして、あんなことをしてしまったのか。
フレンは、何も悪くないのに。
オレが、フレンを傷つけた。
『親友じゃなかったのか?』
「・・・・・親友、な・・・そのハズだったんだけどな・・」
いちいち声に出して、そんなこと宣言したことはなかったけど。
オレの中で、フレンは確かに1番近くにいた。親友だった。
「やっぱ一応、謝った方が・・・いいんだろうな」
混乱していたと言っても、傷つけたのは事実だ。
「けど、どう言えばいーんだよ・・・」
「あら、思ったまま素直に謝ったらいいんじゃないかしら?」
「そんな簡単に・・・・・って、うわっ!?」
気がつくと、ジュディが横に立っていた。
・・・なんかオレ、最近隙がありすぎる気がする。
昼間だって、フレンに後ろを取られちまったし。
「貴方がそんな顔で立っているなんて、珍しいわね」
「そんな顔ってなんだよ」
「あからさまに、『悩んでます』って顔、してるわよ?」
「・・・ポーカーフェイスには、結構自信あったんだけどな」
「私に見抜かれているようじゃ、まだまだね」
・・・ジュディだから見抜けたような気がするんだけどな。
「で、フレンと何かあったのかしら?」
「あぁ・・・まぁな。オレがちょっと言い過ぎたってとこだ」
「そう・・貴方、知ってる?彼の噂」
噂?
「・・・いや、何も聞いてねぇと思うけど」
「彼、お見合いするらしいわね」
え・・・・
「見合い?」
「今日、貴族街ではこの噂で持ち切りだったわ」
フレンが、見合い・・・・。
今まで、そういう話がなかったワケじゃない。
それどころか、あの外見であの性格で・・・今は、騎士団長だ。
見合いの話はたくさんくるって、フレンも前に話していた。
だけど、フレンは全てーーーー理由は分からないけどーーーー断ってた。
だから噂になることはなかった。
それが、噂になってるってことは・・・・
「フレン・・・アイツ、見合いの話受けたのか?」
「さぁ、私はそこまでは知らないわ。エステルなら知っているでしょうけど・・・」
「・・・・・」
何だ、何で
「ユーリ?どうしかしたの?」
「あ、いや・・・別に・・」
「・・・・気になるかしら?」
「・・・・・・・」
気になるっていうか・・・これは・・・苦しいっつーか・・・
締め付けられるような気分っていうか・・・・
「別に、アイツにそういう話がくるのは・・・普通だろ。騎士団長なんだし」
「まぁ、そうよね。彼、結婚する気があるのかしらね」
「さぁ・・・知らねーよ、オレは。どっちにしても、オレには関係ねー話だろ。
・・・さて、オレはそろそろ戻って寝るわ。明日も、仕事あるしな」
会話を続けてると、そのうち変なこと口走りそうな気がして。
オレは、無理矢理会話を打ち切ってジュディに背を向けた。
「そう。おやすみなさい」
ジュディはそれ以上は何も言わなかった。
結局、オレはその日は眠ることができなかった。
03. 心揺れる噂
『っ!放せっ!!』
手を振りほどいた時
『ユーリ・・・・・』
『あ・・・悪い・・・・』
すぐに謝ったけど、フレンはそのままオレに背を向けて離れていった。
あの時・・・
フレンは、今まで見たことのないほど・・・傷ついた顔をしていた。
「・・・・・・」
その夜、どうにも寝付けそうになくて、オレは外で空を見上げていた。
どうして、あんなことをしてしまったのか。
フレンは、何も悪くないのに。
オレが、フレンを傷つけた。
『親友じゃなかったのか?』
「・・・・・親友、な・・・そのハズだったんだけどな・・」
いちいち声に出して、そんなこと宣言したことはなかったけど。
オレの中で、フレンは確かに1番近くにいた。親友だった。
「やっぱ一応、謝った方が・・・いいんだろうな」
混乱していたと言っても、傷つけたのは事実だ。
「けど、どう言えばいーんだよ・・・」
「あら、思ったまま素直に謝ったらいいんじゃないかしら?」
「そんな簡単に・・・・・って、うわっ!?」
気がつくと、ジュディが横に立っていた。
・・・なんかオレ、最近隙がありすぎる気がする。
昼間だって、フレンに後ろを取られちまったし。
「貴方がそんな顔で立っているなんて、珍しいわね」
「そんな顔ってなんだよ」
「あからさまに、『悩んでます』って顔、してるわよ?」
「・・・ポーカーフェイスには、結構自信あったんだけどな」
「私に見抜かれているようじゃ、まだまだね」
・・・ジュディだから見抜けたような気がするんだけどな。
「で、フレンと何かあったのかしら?」
「あぁ・・・まぁな。オレがちょっと言い過ぎたってとこだ」
「そう・・貴方、知ってる?彼の噂」
噂?
「・・・いや、何も聞いてねぇと思うけど」
「彼、お見合いするらしいわね」
え・・・・
「見合い?」
「今日、貴族街ではこの噂で持ち切りだったわ」
フレンが、見合い・・・・。
今まで、そういう話がなかったワケじゃない。
それどころか、あの外見であの性格で・・・今は、騎士団長だ。
見合いの話はたくさんくるって、フレンも前に話していた。
だけど、フレンは全てーーーー理由は分からないけどーーーー断ってた。
だから噂になることはなかった。
それが、噂になってるってことは・・・・
「フレン・・・アイツ、見合いの話受けたのか?」
「さぁ、私はそこまでは知らないわ。エステルなら知っているでしょうけど・・・」
「・・・・・」
何だ、何で
「ユーリ?どうしかしたの?」
「あ、いや・・・別に・・」
「・・・・気になるかしら?」
「・・・・・・・」
気になるっていうか・・・これは・・・苦しいっつーか・・・
締め付けられるような気分っていうか・・・・
「別に、アイツにそういう話がくるのは・・・普通だろ。騎士団長なんだし」
「まぁ、そうよね。彼、結婚する気があるのかしらね」
「さぁ・・・知らねーよ、オレは。どっちにしても、オレには関係ねー話だろ。
・・・さて、オレはそろそろ戻って寝るわ。明日も、仕事あるしな」
会話を続けてると、そのうち変なこと口走りそうな気がして。
オレは、無理矢理会話を打ち切ってジュディに背を向けた。
「そう。おやすみなさい」
ジュディはそれ以上は何も言わなかった。
結局、オレはその日は眠ることができなかった。
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