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2024/07/05 05:24 |
仲の良い友人のはず、だった(TOV/FY)


【恋に気付いた友愛のお題】より「02. 仲の良い友人のはず、だった」


ユーリがフレンを意識しすぎて乙女。

今日、たくさんのフレユリとレイユリをGETしたので、
萌え補充はバッチリですよ・・・!!!

あー、幸せすぎる!

ユーリ、幸せになれ!!!

++++++++++



02. 仲の良い友人のはず、だった




「はぁ・・・・何してんだか、俺・・」


俺は建物の陰に座り込んで、ため息をついた。


――あの日から、俺はフレンと全く話してない。

・・って言うか、俺がフレンから逃げてる。

今日も、下町を歩いてたらフレンがいた。
俺はすぐに近くの建物の陰に逃げ込んで・・今に至る。


「あー・・・・何なんだよ・・」
「それは、僕が聞きたい」
「っ!?」


突然後ろから聞こえた声に、思わずビクリと肩を揺らした。
振り返ると、険しい顔をしたフレンが立っていた。

「あ、…よ、よぉ…フレン」
やべー、俺、今絶対顔が引きつってる。
「ユーリ、どうして僕を避けるんだ?」

あー、やっぱバレてたか。

「別に、避けてなんかいねーよ」
「じゃあ・・何で僕の目を見ないんだ?」

何でって聞かれても。
俺自身でも良くわかってねーのに、答えられるワケねーよ。

「・・・・」
「ユーリ、何か悩み事があるんだったら・・・」
「何でもねぇよ。それよか、お前こそ騎士団のことで色々大変なんじゃ・・・・ッ」

思わず声をあげそうになって、慌てて飲み込んだ。
微妙に視線を逸らしてたから、気付かなかったけど・・・

(距離、近ぇよ!!!!)

いつの間にか、俺はフレンに建物の壁に追いやられていた。

(くそっ・・・・・何だよこれっ)

心臓が、バクバクいってやがる。
フレンの瞳が、まともに見れない。

これは、まるで

(冗談だろ・・・・)

思い当たった答えに、俺は思いっきり心の中で首を振った。
あり得ねぇ・・・・だろ、これ。

「ユーリ・・何でもないことないだろう?どうして話してくれないんだ?」
「だから・・・なんでも、ないって。っつーか、近ぇよ」

俺はフレンの肩を軽く押そうとして――

その手首を、掴まれた。


「ユーリ!!僕達は、親友じゃなかったのか?」


フレンに掴まれたところが、熱を持ったように熱くなって。


「っ!放せっ!!」


俺は思わずその手を力いっぱい振りほどいていた――


 

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2009/08/23 23:11 | Comments(0) | テイルズ(V:フレユリ/S:ロイゼロ中心)

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