『ロイドとゼロスのお題』より
ゼロスルート/旅の最中
ゼロスルート/旅の最中
05 本気で怒るぞ
「あ、あの…ロイドくん?」
「……何」
不機嫌な声に、俺さまは言葉が出てこなかった。
俺が町から帰ってきたら、ロイドくんが凄く不機嫌な顔をしてて。
リフィルせんせーやコレットちゃんが困った顔してた。
俺さまは何でかロイドくんに腕掴まれて、
そんで無言で部屋に引っ張り込まれて、ベッドに押し倒されて。
今に至る。
今も俺さまを押し倒したまま、上から睨んでるんだけど。
俺さま、何かしたっけ??思い当たる節が、全くないんですけど。
「なぁ…俺さま、何かした?」
「…………町で」
「ん?」
「町で、ナンパしてたろ」
言われて、俺さまは面食らった。
確かに、昼間町で何人かの女の子には声をかけた。
でもまさか、それをロイドが見てて。
しかも、それについて機嫌を悪くするなんて、思ってなかった。
まぁ、俺さまとロイドは“恋人”どうしなんだから当然かもしれないけど。
だけどロイドくんは、今まで嫉妬なんてしてくれなかったから。
「何、もしかしてロイドくん妬いちゃったワケ?」
「……」
嬉しくって、からかうように言うとロイドくんは顔を赤くして横を向く。
「ふぅーん、そっかー俺さま愛されてんだなぁー」
「……」
「でもなー、ロイドくんてば最近構ってくれないし?
俺さまってばまだまだ若いからなぁ~
たまにはちょっと女の子と遊んで、色んなことしたいなぁーとか……っ!?」
いきなり手首を押さえられて、驚いて見上げてみる。
「あ……ロイドくん?」
それはもう、不機嫌最高潮という顔のロイドくん。
俺さま、調子乗りすぎた…?
「いい加減にしないと、本気で怒るぞ」
「えーと」
もう怒ってるんじゃねーの…
「って、ちょっ、ロイドくん!?」
俺さまが視線を逸らしてると、ロイドくんが首筋に顔を埋めてきた。
「な、何してっ……っあ」
強く吸い付かれて、思わず声が漏れた。
「ゼロスは俺のもんだって印」
無邪気そうな笑顔。だけど、俺さま知ってるんだよね。
「ロ、ロイドくん…?」
「さーて、今夜は寝かせないからな♪」
「ちょ、待っ、ロイドくっ……ッ――――!!!」
こーゆー顔してる時。
ロイドくんは、1番ヤバイ。
「あ、あの…ロイドくん?」
「……何」
不機嫌な声に、俺さまは言葉が出てこなかった。
俺が町から帰ってきたら、ロイドくんが凄く不機嫌な顔をしてて。
リフィルせんせーやコレットちゃんが困った顔してた。
俺さまは何でかロイドくんに腕掴まれて、
そんで無言で部屋に引っ張り込まれて、ベッドに押し倒されて。
今に至る。
今も俺さまを押し倒したまま、上から睨んでるんだけど。
俺さま、何かしたっけ??思い当たる節が、全くないんですけど。
「なぁ…俺さま、何かした?」
「…………町で」
「ん?」
「町で、ナンパしてたろ」
言われて、俺さまは面食らった。
確かに、昼間町で何人かの女の子には声をかけた。
でもまさか、それをロイドが見てて。
しかも、それについて機嫌を悪くするなんて、思ってなかった。
まぁ、俺さまとロイドは“恋人”どうしなんだから当然かもしれないけど。
だけどロイドくんは、今まで嫉妬なんてしてくれなかったから。
「何、もしかしてロイドくん妬いちゃったワケ?」
「……」
嬉しくって、からかうように言うとロイドくんは顔を赤くして横を向く。
「ふぅーん、そっかー俺さま愛されてんだなぁー」
「……」
「でもなー、ロイドくんてば最近構ってくれないし?
俺さまってばまだまだ若いからなぁ~
たまにはちょっと女の子と遊んで、色んなことしたいなぁーとか……っ!?」
いきなり手首を押さえられて、驚いて見上げてみる。
「あ……ロイドくん?」
それはもう、不機嫌最高潮という顔のロイドくん。
俺さま、調子乗りすぎた…?
「いい加減にしないと、本気で怒るぞ」
「えーと」
もう怒ってるんじゃねーの…
「って、ちょっ、ロイドくん!?」
俺さまが視線を逸らしてると、ロイドくんが首筋に顔を埋めてきた。
「な、何してっ……っあ」
強く吸い付かれて、思わず声が漏れた。
「ゼロスは俺のもんだって印」
無邪気そうな笑顔。だけど、俺さま知ってるんだよね。
「ロ、ロイドくん…?」
「さーて、今夜は寝かせないからな♪」
「ちょ、待っ、ロイドくっ……ッ――――!!!」
こーゆー顔してる時。
ロイドくんは、1番ヤバイ。
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